2023年6月25日日曜日

ドラマツルギー

 編集が楽しくて大変でした!!!










見てもらうとわかると思いますが、編集の手間がとてもすごかったです…。
もしかしたらもっといいやり方があったのかもしれませんが、それっぽいのが出来たので良いかなって思いました。
それで今回もたくさん書きたいのですが、全部書くと読むのも書くのも大変なのである程度絞ります。。
それで何をピックアップして書こうかなと考えたのですが

・ドラマツルギーという曲の解釈
・MMDでの空気(雰囲気)づくり
・編集がつらかった

あたりでいこうかなと。

○自分なりの解釈

正直に言うと全然これという、はっきりした答えは出ませんでした。
歌詞が難解だったのと、本家のMVを見た感想が
・白と黒
・その白と黒は内面と外面なのかな?
・退廃的…ではあるけどそうでもなく、単に色味(彩色)がない世界?
・白い自分と黒い誰か(黒幕)?
・そういったもの色々ひっくるめての主人公の葛藤?
etc…

という感じで、そんなことを考えていました。
曲の転調的にも何かに抗ってるのかなっていう印象もありました。
ほんとはこの段階できちんとした解釈のある記事とか読めばよかったのかなと思いつつも
読まなかったおかげで今回の動画が出来たのかなとか…🤔

○MMDでの雰囲気作り

とりあえずテーマとして
「白と黒」「やや退廃的」「内と外」「ドラマチックに」
を意識して作りました。
「白と黒」「内と外」はモデル
「退廃的な雰囲気」はステージ
「ドラマチック」はシームレスでの色変え
特にステージに関しては「箱」も意識して「閉じ込められている空間」も一緒に併せてみました。

※ステージ:奴隷絵師様

特にここのシーンはミッドナイトブルーの色味をくっつけてドラマチックさを出せたらなと、Fogの色相をいじって調整しました。
またパーティクルのサイズも大きくし、光芒が強く出るようにして印象が強くなるのを狙ったりと色々小細工を。。。

後半のシルエット部分も白と黒を行き来した先に
「ずっと僕は何者にもなれないで」
をイメージしました。何色にも染まらない…感じで…?
※ステージ:一護牛乳様

このシルエットも編集ではなくMMDのエフェクトのほうでやっています。
エフェクトの詳しい部分はSour式ミクの調整に関して、もう1ページ書こうと思っているのでそちらで詳しく説明できたらと…!


あとはラストで「解放した!」というイメージで開けたステージを…。
そして箱の要素と明るく暗い部分も取り入れたいなと。
※ステージ:砂P様

「箱」が瓦解したような印象と、白と黒が少し混ざった色合いで雰囲気を狙いました。
曲も一度落ちてから、どんどん高く強くなっていく転調なのでそれに合わせた感じです。

という感じで、このようなベースを作って編集に挑みました。
(実際はMMD→編集→MMD→編集と交互に行ったり来たりして全体的な構成を作りながらやっていたんですけどね。ほんとに手間なのであんまりやらないけれど…)

やってる作業はMMDだけど作ってるものは動画というのは忘れたらいけないなってほんとに思います。
なのでステージ選びは神経も時間もかなり消耗してしまって大変で…💦



○編集が大変だった話

まずこちらをどうぞ。。。

今回の編集で出来上がったタイムラインです。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが見ての通り切り刻まれてます…。
白っぽいのや、黄色のや、水色っぽいのはトランジションですね。
後は特定のシーンにエフェクトかけたり色々しています。

それで、なんでここまで分割されまくってるのかというとシームレスで色変えした結果こうなちゃいました😂

拡大するとこんな感じに。

黒ミクが踊ってる動画と、白ミクが踊ってる動画の2つを1個にしています。
上のタイムラインがメインの映像にしています。
そしてこれは何をしているのかというと、シンプルに下の動画の不透明度を下げているだけです。

下のタイムラインの動画の不透明度が下がると、上の動画が出てくるという仕組みですね。
シールとシールの台紙をイメージするとわかりやすいかもしれません。

あとはこの分割したシーンの上下を入れ替えながら黒と白の入れ替わりを作っていました。
でも正直パズルをやってる気分でした…( ˘ω˘)

映像部分だけでこんな感じで、ここからいつもの字幕を入れするとそれはなんかすごいことになってました。
MMDのほうでシームレスに移行できるようにモーフ付けたりすれば良いんじゃないかというのもありますが、あれはあれで違う問題が出たようでした。
なので私の場合は今回このような編集を試みました。

残りの字幕は、「いつもの」なので割愛します。
ニカ国語は単純に手間も2倍ですし、これのせいでやりたい演出が出来ない、という場面も多くあります。
ありますが、この編集だけはやめないと思います👏


○最近思うこと…


先に言っておきますと、率直な、個人的な考え方なので変に穿った見方はご容赦ください。それ以上の気持ちはないです。m(_ _)m

MMDをやってる人ならみなさん「質感」にこだわっていると思います。
特にrayを扱う人はそうじゃないかと思います。
それで、よく「質感を良くする」っていう話をTwitterで見かけます。
この「質感を~」という話なのですが、結構な頻度でもやもやしながら聞いたり眺めたりしています。
質感はたしかに大事な部分ですし個性が出てくる部分でもあると思います。
まして自分の手が一番加わる部分もそこなので尚更こだわる気持ちも強いと思います。

ただ、その「質感」についてなんですけど、質感の研究の話で「具体的な質感」の話がほとんど出てこないことに対していつももやもやした気持ちになります。
自分の場合は2.5次元くらいの、リアル調が強めのほうが好みなのでだいたいこれを意識してます。
うまく言語化出来ないなら「○○さんみたいな雰囲気」とかでも良いと思います。

要するに具体的なゴール(目標)を決めずに研究しても進めようがないのではないか、ということです。
それに個人的にrayは理屈で理解したほうが付き合いやすいと思っています。
rayコントローラーやmaterial.fxの解説も調べれば今はだいたい見つかります。
またある程度具体的なゴールを設定していれば他の人との研究も共有がしやすいと思います。

その上で自分の理想の質感を目指しても良いんじゃないかって思いました。
(これ書いてる本人は大したものは作れてないけれど…💦)






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Sour式ミクさんの内部数値の調整のあれこれ云々

 多分めっちゃ長いと思います。頑張って読んでください。頑張って書きます。 ドラマツルギーの動画のモデルに割り当てたmaterialの数値を書いていく…のですがそれだけじゃ足りないはずなのでray.confの方から全部書いていきます。 ただ全部書くのは流石にごちゃごちゃしているので...